カウンセリング事典

まず、お伺いするのは「何にお困りですか」ということです。

「人間関係について」
「話すときに緊張してしまう」
「悩みがあり過ぎて、自分でもわからない」など

ざっくりとしていても構いません。
一つずつ、ゆっくり言葉にしていきましょう。
 

ここからは相談者さんのお悩みによって異なっていきます。

・心のモヤモヤを吐き出す
・状況を整理し、ゴールを決める
・そうせざるを得なかった原因について一緒に考えていく　など

自分と向き合うお時間になります。

 

～ひとつにつながる～
 

自分自身について語るとき、
人生で遭遇する問題についてお話しする機会が増えていきます。

たとえば、
・生い立ちや家族構成
・幼少期の親子関係
・学生時代の交友関係や過ごしかた
・受験や就活、恋愛
・楽しみ、仕事の失敗や責任
・結婚、子育て、親の介護　など

過去から現在、未来と
いろいろなことについてお話しいただくのですが、
この遭遇する問題はどこかで一つにつながっていきます。
 

現在・過去・未来を。そして自分自身をつなげ
良い点もたくさん見つけるお時間になります。
 

過去を「もう終わったこと」と
成り行きまかせに諦めるのではなく、
物事を明らかにし、納得して明らめていく。


自分自身を受け入れ認めることが大切になります。

ある程度、悩みに対する理解が進んだら、
現実的に起っている問題に取り組んでいきます。
 

認知行動療法など活用し、
・問題をどう解決していくのか
・現実を生きやすくするための受け止め方や考え方
・対処の仕方や行動計画を一緒に考え、実践していく期間になります。

抱えている問題や目的に合わせ、
複数の心理療法でアプローチしていくため
お一人おひとり、カウンセリング方法は異なりますが

カウンセリングの最終目標は、
自分に納得できるようになることです。
 

「問題を解決し、いい感じの等身大の自分に満足できるかどうか」が大切です。
 

カウンセリング中にわき起こる疑問や気になったこと、
わからないことは遠慮せずに聞いてくださいね。

カウンセリングでは、
何をどこまで話すかについて相談者さん自身が決めていいんです。

必要があれば、ひとつの内容に留まらぬよう
カウンセラーがうながしアシストをしていきます。
 

そして、カウンセラー自身も必要に応じて
自分の経験を話すことがあります。

本来カウンセラーは
あなたの「こころを映す鏡」として、自分のことをあまり話しません。
 

しかし、
問題解決を共に行うサポーター（カウンセラー）が

「一体どういう人間なのか知らぬまま、
心の内を共有しても大丈夫と思えるのだろうか？」
「本当の信頼関係が築けるのだろうか？」　

ずっと疑問に感じていました。
 

私は、
相談者さんとの信頼関係の確立が最優先と考え、
カウンセリングに支障のない範囲内で
自身の生い立ちや経験、いただいた質問に
できる限りお答えしていきたいと思っています。
 

それは、Your Placeのカウンセリングは
心を共有しても大丈夫なカウンセラーと共に
安全な場で自分の悩みを解決できるんだ。
という安心感や勇気を感じてもらうためです。
 

私はあなたを一人の人間として尊重し、
対等な立場で一緒に伴走してまいります。