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アダルトチルドレンの幼少期|機能不全家族で育った子どもたちの心の世界

アダルトチルドレンは幼少期に、
「家族の空気を読む」
「自分を犠牲にする」  など

子どもらしさを抑えて生きてきた人が多いんです。



家庭の中で安心できず、
いつも緊張しながら大人の顔色を
うかがってきた――。

怒られないように振る舞ううちに、

「自分の気持ちを感じて表現する力」や
「安心して甘える力」を失ってしまう

こともあります。

 

その背景には、
愛情の枯渇や、理不尽な怒りに
さらされた経験など、

家庭の中で刻まれた

“見えない傷”が関係しています。

 

このページでは、
そんなアダルトチルドレンの幼少期を、
4つのテーマからひも解きます。

 ①空気を読む子ども
 ②愛情の枯渇
 ③絶対的な安心感を感じられない
 ④好奇心の喪失

 

知らず知らずのうちに
深く傷ついた子どもたちの
心の世界をたどりながら、

大人になってからの
生きづらさの根にある心理を、
やさしく解き明かしていきます。

 

アダルトチルドレンの幼少期とは?

子どもは本来、見て感じたことを
そのまま言葉にして生きています。

 

「怖い」「もどかしい」「不安」

「怒り」「嬉しい」「楽しい」

「不思議」「なんで?」

 

そうした感情を、
自由に表現できる環境の中で、

心は豊かに育ち、
愛される体験を積み重ねていきます。

 

けれども――

 

家族の仲が悪い、愛情が感じられない、
表現の自由が許されない家庭では、
子どもは
「ありのままの自分」で
いられなく
なります。

 

そのような環境を、
心理学では
「機能不全家族」と呼びます。

 

『家族の空気を読まなきゃ』

『怒られないようにしよう』

『私が我慢すればうまくいくかも』

 

そうやって、子どもは無意識のうちに
“自分らしさ”を押し殺し、
家族のために生き始めます。

 

①空気を読む子ども

子どもは、
思考力よりも「感覚」で世界を感じ取ります。

 

たとえば――

親がいつもケンカしている。
母親が悲しそうな顔をしている。
父親が厳しくて、家の空気が重い。

 

言葉の意味がわからなくても、
子どもは
親の表情や声のトーンから
「何かがおかしい」と感じ取り
ます。

 

感受性の強い子ほど、
家族の雰囲気を和ませようと
一生懸命
になります。

 

『お母さんが笑ってくれたら安心』
『私が頑張れば、みんな仲良くなるかも』

 

そんな思いで、
母親に優しい言葉をかけたり、
悲しいことがあっても笑顔でふるまったり。


子どもは、

必死に空気を読んで生きようとします。

 

でも、それは本来、
「親が子を守るべき世界の逆転」です。

 

お世話をしてもらう側の子どもが、
親の心をお世話している――


その構図は、
どれほど不自然で、
どれほど苦しいことでしょう。

 

『自分を犠牲にしてでも、
  家族がうまくいけばいい』

 

そう信じてしまうほど、
小さな心は、けなげに頑張りつづけます。

 

自分の感情に気づくことから始めよう

相手の気持ちに寄り添えるあなたは、
本来とても優しい人です。

 

ですが――
自分の感情には、
どれだけ寄り添えているでしょうか。

 

『自分に優しくできていないかも』

 

そう感じたら、
今日から少しずつでいいので、
自分の「本当の気持ち」に気づいてあげましょう。

 

いま、あなたはどんな気持ちですか?
その問いから、癒しは静かに始まります。

 

② 愛情の枯渇|愛されなかった記憶が残す空白

幼い子どもは、
言葉では気持ちを伝えられません。

だからこそ――
泣く、ぐずる、暴れるといった行動で、

必死に「気づいてほしい」と訴えます。

 

母親はそのサインを受け止め、
抱きしめたり、ミルクをあげたり、
おむつを替えたりしながら、

子どもに「安心」と「愛情」を届けます。

それが、
心の土台をつくる大切なやりとりです。

 

けれども――

どれだけ泣いても気づいてもらえない。
声を上げても、
反応がない

そんな日々が続くと、
子どもの心には
深い寂しさが残ります。

 

 『私は愛されていない』

 『私なんて、いなくてもいいのかも』

 

そう感じながら育つ子どもは、
次第に
「愛されるための努力」を始めます。

 

「いい子でいなきゃ」
「怒られないようにしよう」
「がんばれば、褒めてもらえるかも」

―― 愛してもらうために ――

 

 

成長してもその思考は続き、

『何かができないと愛されない』
『そのままの私はダメなんだ』と、

無意識に信じてしまうようになります。

 

そして、大人になったとき――

「愛情って、どういうことかわからない」
「人を好きになる感覚が、うまくつかめない」

そう感じる方も少なくありません。

 

無条件に愛された記憶が少ないほど、
「人を愛する」「愛を受け取る」ことが
どういうことかが、わからなくなる
のです。

 

その結果、
愛を試したり、
相手に尽くしすぎたり、
反対に心を閉ざしてしまったり。

 

それは、
「愛を確かめたい」という
切実な願いの表れなんです。

 

愛情は“自分の中”から育て直せる

『愛されたいけど、
  どうしたらいいのかわからない』
『自分に優しくできない』

 

そう感じたあなたへ。

まずは、
「自分を愛する練習」から始めましょう。

 

たとえば――
大切な人から、
どんな言葉をかけてもらいたいですか?


「大丈夫だよ」

「そばにいるよ」

「あなたのままでいいんだよ」

出てきたその言葉を、
まずは“あなた自身”にかけてあげてください。

 

自分を愛せる人ってね、
ありのままの自分を大切にできる人なの。


それが、心に余裕をもたらし、
人との関わりもやわらかくしてくれます。

 

愛は、
外から与えられるだけのものではなく、
わたし
の中でも、少しずつ育てられるですよ。

 

③ 絶対的な安心感を感じられない子ども

生まれたばかりの赤ちゃんは、
母親に完全に依存
して生きています。

母親の姿が見えなくなると泣き、
抱きしめてもらうと安心する。

この繰り返しの中で、
「母親=安心できる存在」と学びます。

 

けれど、
もし
母親が不安定だったら。
泣いても来てくれなかったら。
怒鳴られたり、無視されたりしたら――

子どもは次第に、
「世界は怖い場所だ」と感じるようになります。

 

『どうせ誰も助けてくれない』
『頼るのは危険』
『一人でなんとかしなきゃ』

 

そうして、
誰かに甘えることを諦めていくのです。

 

本来、安心感とは
「何があっても見守ってくれる存在がいる」
という体験から育まれ
ます。

 

その体験が少ない子どもは、
常に不安を抱え、母親の姿が見えないと
泣きじゃくる。

 

そして、
人との距離をうまく取れず、
自律することが難しくなってしまったり。

「対等」という感覚がわからないため、
いつも上下のある人間関係に悩まされてしまいます。

 

“大丈夫”を、自分の内に育てていく

大人になった今、あなたの中に
『不安』や『頼れなさ』が残っていても、
安心感は取り戻すことができます。

 

「大丈夫だよ」
「ここにいるよ」

そんな言葉を、
自分自身にかけてあげてください。

 

もしかしたら、

『そんなの意味ない』
『自分で言っても信じられない』

そう思うかもしれません。

 

でもね――
他人からの言葉は、
いつか消えてしまいます。


けれど、
自分で自分にかける言葉は、
心の奥にずっと残り
ます。

 

「大丈夫」という感覚を
外の世界ではなく“内側”に育てること。

それが、本当の意味での
「安心感」を
再構築する第一歩です。

 

④ 好奇心の喪失|叱られる怖さと学びの停止

子どもにとって、
世界はすべて“初めて”の連続です。

見るもの、触れるもの、聞くもの――
どれもが新鮮で、驚きと喜びに満ちています。

 

「これ、なに?」
「どうして?」
「やってみたい!」

そんな好奇心が、
学びと成長の原動力になります。

 

ですが、
親が「叱る」と「怒る」を混同してしまうと、
その純粋な芽は簡単に折れてしまいます。

 

理由も聞かずに、
感情的に怒鳴られる。

「なんでそんなことするの!」
「いい加減にして!」
「やめなさい!!」

子どもは驚き、萎縮し、
やがて“感じない子”になっていきます。

 

反抗できる子は、
怒りで表現できますが、

反抗できない子は、
すべてを心に溜め込みます。

 

『もう何も言わないほうがいい』

『どうせ怒られるし…』

 

そうして、
挑戦や興味そのものを手放してしまうのです。

 

叱ることと、伝えることは違う

叱るとは、
「相手の行動に対して伝えること」。

怒るとは、
「自分の感情をぶつけること」。

 

この違いを、
親が理解しているかどうかで、
子どもの心の伸び方は大きく変わります。

 

たとえば――
子どもが道路に飛び出したとき。

母親が「危ない!」と叱るのは、
命を守るため。

ですが、
感情を爆発させて怒鳴れば、
子どもは“怖さ”しか残りません。

 

 『車にぶつかりそうになった怖さ』
 『お母さんに嫌われる怖さ』

 

この二重の恐怖が、
子どもの中に「恐れ」として積み重なり
ます。

 

「どうして危なかったのか」
「お母さんは、
 あなたが大切だから怖かったの」

 

そう伝えるだけで、
叱られた経験が「愛の記憶」に変わるのです。
 

伝え方ひとつで、
相手への伝わり方が変わる。

言葉を丁寧につむぎたいですね。

 

幼少期の傷を知ることは、癒しのはじまり

アダルトチルドレンの幼少期には、
言葉では言い表せれないほどの、

「我慢」と「努力」が隠れています。


空気を読み、
愛されようとがんばり。

安心を求め、
怖さの中で生きてきた。

 

それでも、
私達は毎日を生き抜いてきました。


傷つきながらも、誰かを想い、
愛を信じたかったから
です。

 

『いまの自分が、少し苦しい』
『でも、本当の自分を取り戻したい』


そう感じたとき、
癒しはもう始まっています。

 

どうか、
自分自身に優しくしてあげてください。


幼い頃に、
届かなかったもらえなかった愛情を、

いまのあなたが、
もう一度
「わたし」に届けてあげましょう。

 

「ほんとうに、つらかったよね」

「よくここまで、頑張ってきたね」

「いつも、ありがとう わたし」――

 

まとめ

✓ アダルトチルドレンは、
 「表現を制限された子ども」だった。

✓ 機能不全家族で育つと、
  愛情・安心・好奇心が歪みやすい。

✓ 愛と安心感は、
「いまから自分の中で育て直せる」

 

今、どんな言葉を
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