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アダルトチルドレンが演じる6つの役割

生き方・他者との関わり方が決まってしまう!
アダルトチルドレン(AC)の6つの役割とは?

アダルトチルドレン(AC)によくある
「生き方」をご紹介します。
 

アダルトチルドレンが育つ家族のことを
「機能不全家族」と言います。

その中では、子どもが 
"自由に子どもらしく" いられない んです。
 

本当の自分を押し殺してまでも、いくつかの
役割を演じることで家族の一員でいようとします。

それは、自分の心を守るためなんです。
 

子どもは本来、毎日が驚きに満ちており、
好奇心・創造力をもって自由に自発的に行動する
ともて
純粋な心をもっています。

 

そんな純真無垢な心も、家族の機能が
果たされていないと失うしかありません。

 

たとえば、
・子どもの意思を尊重してくれない
・子どもを支え、見守り、導いてくれない
・無条件に愛してくれない
・安心で安全と感じられない

 

いろんな事情から、家族の機能がまわっていない。
(と、子どもが感じて育つ)と・・・


 

子どもなりに、
家族のなかで 居場所を確保するため に。

 

そして、
これ以上自分が傷つかないよう にするために。
心のバランスを保つため に。
大好きな家族を守るため に。

 

『本当の自分は違う!!』とわかっていても
偽りの自分を演じることで

家庭内の、暗黙のルールを必死に守り、
親からの 愛情を受け取ろう とします。


 

アダルトチルドレンは、
幼少期、家族の中で身につけた「ふるまい方」を
大人になってからも繰り返す傾向が強く
あります。
 

その「ふるまい方」は、
愛情や居場所を得ることができた最善な方法であり
自分を犠牲にしてでも手に入れた成功体験だからです。


代表的なふるまい方に、次の6つの役割 があります。

 

1. 頑張り続ける子(ヒーロー) 

親や周囲の期待に応えようと、
常に努力を惜しまず、頑張り続ける
「優等生」「いい子」の役割をにないます。

 ・勉強ができる
 ・スポーツができる
 ・文武両道
 ・聞き分けがいい
 ・ルールを守る
 ・礼儀正しい


「なにかができる時だけ」
家族の中で英雄扱いをされ、

「期待に応えられる自分だけ」
  受け入れてもらえる。

 

まるで、
『実績をあげることが
  自分の存在価値であるかのように・・・』


親の気を引くために一生懸命
努力し目標を達成しつづけようとします。

 

しかし、親には出来て当たり前の扱いを受けたり、
もっと出来ると上を期待されてしまうため、
いつまで経っても達成感を味わうことはありません。

 

すると「失敗感」や「不完全感」を持つようになり
それらを補うために、さらに頑張り続ける。
といったループに入っていきます。

 

また、頑張る動機は自分の夢のためではなく、
親のため・良い評価をもらうことが目的に
なってしまうかもしれません。


そんな、
ふるまい方が染みついてしまった「いい子」は、
大人になっても「いい人」を演じます。

 

社会に出てからも、努力し続けることが抜けず

・周りの評価が気になる
・楽しめない
・挫折に弱い


と感じるタイプです。

 

2.なぐさめ役の子(プラケーター)

家族の誰かが落ち込んでいたり、悩んでいると、
隣にやってきてなぐさめ、気遣いをする。
「優しい子」「思いやりのある子」の役割をにないます。

 ・自分のことは後回し、相手を優先
 ・慈悲深く心がやさしい
 ・なだめ、仲裁にはいる
 ・グチをきく


「いつも誰かの役に立つ優しい自分」は、
  受け入れてもらえる。

 

まるで、
『与え続けることが、
  自分の存在価値であるかのように・・・』


 

自分が気にかけ、寄り添わないと
家族がどんどん不機嫌になっていくのが怖い。
この空気感に耐えられない。という思いから、
気遣いをしつづけます。
 

家族やまわりの人間関係を調和し、
維持するための、ガス抜きのような
ふるまい方です。



特に、
「悲嘆にくれる母親をなぐさめ、愚痴を聞く子」
構図で語られることが多くあります。

母親と子の役割が入れ替わってしまった、
お家の小さなカウンセラーとも言われます。

 

なぐさめ役の子(プラケーター)は、
自分の都合よりも相手の都合を優先してしまい
相手のわがままや理不尽な要求にも、限りなく
応えようとします。

相手の幸せを願い行動ができる。
とても優しい心は長所でもあります。

しかし、
他者のストレスを一身に引き受け、
無理してまで
相手に応えるダメージは計り知れません。

 

「相手を主体」にする、ふるまい方から
大人になっても「自己犠牲」から抜け出せず、

・自分がなにをしたいのかわからない
・自分の感情や欲求がわからない
・他人の機嫌に気を遣う


と感じるタイプです。

 

3.道化役の子(ピエロ)

家族の緊張や不和が起きると、

 ・冗談を言う
 ・おどけた仕草をする
 ・ちょっとおバカなふりをする
 ・あえて甘えた態度を見せる

「空気を和ませる」「マスコット」の役割をにないます。


「常にまわりに気を配り和ませる自分」は、
  受け入れてもらえる。

 

まるで、
『楽しませるマスコットでいることが
  自分の存在価値であるかのように・・・』



道化役の子(ピエロ)は、
比較的、末っ子に多くみられタイプです。

まわりからも陽気な性格に見られますが、
家族や周りの問題を分散させるための演技であり
本当の自分の感情を表現できません。

 

そのため、自分のしんどさを誰にも見せられず、
どれだけ辛くても、周りに心配をかけさせないよう
「大したことない」かのようにふるまい、
ひとり抱え込んでしまいます。

 

また、まわりの雰囲気が暗かったりすると
「自分のせいだ」と思い込むことがあります。

 

それは、
常に「明るい人」「楽しい人」を演じていないと、
嫌われる・居場所を失う不安を感じているからなんです。

 

大人になっても、

・他人の機嫌に気を配る
・空気を読み敏感に察知する
・作り笑いが得意
・からかわれやすい


可愛がられることも多くありますが、
本当は、顔で笑って心で泣いている。
とても切ないタイプです。


 

4.かくれる子(ロストワン)

家族やまわりに何も求めない。目立たないよう、
こっそりと生活をする。まわりと距離を置いて
自分
だけの空間を持ち存在感」を消そうとする。
 

「隠れる」ことで自分の身を守り、
傷つくことを回避してきた子です。


親が未熟で、子どもの発信に気づくことがなく
 ・手のかからない子
 ・大人しい消極的な子
 ・人見知りが激しい子

と、安易に思ってしまった結果です。


子どもは、必死になにかを訴えていたはずです。
 

それなのに・・・
 

自分という存在を無視されつづけ
誰も気にとめてくれない雰囲気。

すっごく寂しくて、孤独を味わっているのに
頑張って呼んでも気づいてもらえない。

「そっか、助けを求めても意味がないんだ」と
強く思いはじめます。


「誰からも愛されていない自分」は、
  受け入れてもらえていないんだ。

 

『空気のような自分は無価値』と思い込み、
  自分を表現することを諦めてしまうのです。



かくれる子(ロストワン)は、
常に孤独感を味わい、強い寂しさを感じています。

 

しかし、
人と交流することも負担に感じてしまう・・・

 

そのため、感情を自分で処理する傾向がつよく、
人を避け、殻にひきこもって生きることを選んで
しまうとても辛いタイプです。


 

5.世話焼きの子(イネイブラー)

親が不仲であったり、家族に問題が起こると、
率先して「世話を焼き」「援助する」役割です。
 

親が病気がちで頼れない、甘えられない。
近くに不甲斐ない、頼りない親がいると、

 ・親の親代わりになる
 ・家事全般を行う 
 ・幼い弟妹たちの面倒をみる

 

どうにか家族が機能するように、
自分が親の代わりになって積極的に協力する子です。


「困っている人を支える自分」は、
  受け入れてもらえる。

 

まるで、
『理不尽なことでも受け入れ援助することが
  自分の存在価値であるかのように・・・』




世話焼きの子(イネイブラー)は、
自分がどれほど苦しくても懸命に相手を支え
献身的にお世話をする傾向があります。

困っていそうな人を見かけたら放っておけない。
自分のできることをしてあげたい。という気持は
とても素晴らしい心です。


しかし、イネイブラーがおこなうお世話は、
相手の依存や甘えを強めてしまう傾向にあります。

 

『私のことはどうだっていいの。
  あの人さえよければそれでいい』

 

という思いがとても強く、
相手をますます依存的にしてしまいます。

これでは、助けるための「お世話」のはずが、
自立を遠ざけ、相手のためになってない状態です。



また、
『私がいないと、あの人はダメになってしまう』
 

という思いもあり、
嫌なことがあっても耐え続けてしまう。
相手の問題に巻き込まれ、辛いのに離れられない。

いつか変わってくれる。と信じ、
一人じっと耐え続ける道を選びがちです。


「世話焼き」が染みついた子どもは大人になると、
特に
「パートナー」に対して強く発揮される傾向があります。
 

恋人やパートナーのして欲しいことを先読みし、

・服を着せてあげる
・疲れているのにマッサージをしてあげる
・お金の問題を解決してあげる
・生活の面倒をみてあげる
・要望をすべて叶えてあげたい

生活は、相手中心に物事を考えがちです。

パートナーを喜ばせるためならば、
手間も時間も労力も、まったく惜しみません。



そして、
イネイブラーはお世話をしたことへの
「感謝」「称賛」といった「見返り」を
無意識に期待しがちです。

 

今まで努力し、苦労してきたことが報われた。

この「報われ感」を味わうことで、自分を満たし
自分の存在価値を感じようとします。

 

しかし、自分を満たせたとはいえ一時であり
真の問題が解決したわけではありません。

相手のお世話をし、尽くしつづけることで、
自分が向き合う必要がある本当の問題からは
目を反らしつづけてしまうのです。


 

6.問題児(スケープゴート)

頑張り続ける子・いい子(ヒーロー)と対照的に
家や学校で問題行動を起こす役割をにないます。
 

家庭内では「問題児」扱いされている子どもです。

 ・注意されても聞かない、無視する
 ・親や友人への攻撃的な態度
 ・物を壊す、投げる、叩く
 ・いじめる
 ・万引き、盗み、非行

 

反発心や怒りを全面的に表現し、
まわりに迷惑をかけ、心配させる。
苦労ばかりかける子といった具合です。



問題児(スケープゴート)は、
気づいて欲しいことがあるのです。
だから、わざわざトラブル行動を起こし
注目してもらおうとしているのです。


 

『トラブルを起こすことでしか、
  自分の存在を証明できない・・・・』


しかし、
親やまわりからは「不良」「悪い子」とみなされ、
本人はとても深く傷ついているのです。



でも、本当は・・・

誰もわかってくれない悲しみ。
かまってもらえない寂しさ。
愛情を向けて欲しい。
助けて欲しい。

 

という感情を強く持っているのですが、
どう表現していいかわからず
「怒り」「非行」といった形でしか
表現できないのです。


そして、自ら嫌われ役を演じることで、
家族の問題から目を逸らそうとします。

 

『家族が上手くいかない原因は、自分のせい』
 

と、演出するために、あえて犠牲者となり
問題行動を繰り返しているのです。


 

スケープゴートは、
愛情が希薄な家庭のなかで、淋しさを味わい
家族の問題を一身に背負っているのに。
「問題児」というレッテルを貼られ、
やり場のない怒りをさらに増幅させていきます。

 

成功体験は手放しにくい

いかがでしたか?
 

アダルトチルドレン(AC)は、
 

「大人になってからも、
子ども時代と同じ役割を今も演じ続けている」


というのが、生きづらさにつながる要因です。


では、なぜ大人になっても
子ども時代と似た役割を取り続けているのでしょうか?

 

 

それは、
子どもの時に役割を演じたことで、

愛情を得ることができた。
自分の存在を証明することができた。

 

ある種の 成功体験 であるため、
なかなか手放すことができないのです。


そして、
アダルトチルドレン(AC)が演じる役割には
どれも共通している点が2つあります。


 

6つの役割の共通点

アダルトチルドレン(AC)が演じる役割には
どれも共通している点が2つあります。
 

ひとつは、
自分の 
身を守るため、そうせざるを得なかった
 

二つ目は、
「自分のことを考えれない」傾向です。

 

どちらも事の発端は、
家族がうまく機能していない。ことです。


しかしアダルトチルドレンは、

 『自己犠牲をはらってでも
    家族の問題を解決したい』

と奮闘してきたのです。


そのため、

本当の自分を押し殺し、
大人になってからも、相手のために生きる。
ことが癖になってしまったのです。



あなたにも、
子ども時代の役割を演じている時がないか
チェックしてみてくださいね。

 



アダルトチルドレン(AC)が抱える、
生きづらさの「本当の原因」について、
こちらの記事で詳しく解説しております。
よろしければ合わせてご覧くださいね。
 

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