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アダルトチルドレンの幼少期

アダルトチルドレンはどんな子ども時代を過ごしていたの?

子どもは本来、
見て感じたことをそのまま言葉にします。


たとえば、
「怖い」「もどかしい」「不安」「怒り」
「嬉しい」「楽しい」「不思議」「何で?」

感じたまま自由に言葉で表現するなかで、
子どもの心は育まれ、愛情やよい経験を
たくさん積んでいきます。


一方で、表現の自由を許されなかったり、
家族の仲が悪い、愛情が感じられない環境では、
子どもは本来の姿であり続けることができません。

子どもらしく自由に安心して過ごせない環境を
「機能不全家族」といいます。


 

「機能不全家族」については、
こちらの記事で詳しく説明しておりますので、
よろしければ合わせてご覧くださいね。

【参考記事】
アダルトチルドレンのきっかけ


 

アダルトチルドレンのきっかけになりやすい
「機能不全家族」の中で、子どもたちは
どんな気持ちで過ごしていたのでしょうか。

アダルトチルドレンの幼少期をみてまいりましょう。

 


アダルトチルドレンの幼少期


①感受性の強い子ども
②愛情の枯渇
③絶対的な安心感を感じられない
④好奇心の喪失

 

どうしても私からお伝えしたい、
アダルトチルドレンに大切なこと。

 

①感受性の強い子ども

子どもは、思考力が発達していない代わりに
感覚で物事を判断し受け取ろうとします。

 

たとえば、
親が不仲でケンカが絶えない。
常に誰かの悪口を言っている。
父親が厳格で、愚痴っぽい母親がいる。


子どもは、言葉の意味が理解できなくても、
母親の表情やしぐさ。言葉で表現されていない
思いをキャッチし読み取ろうとします。

感受性の強い子どもであれば、
家族の雰囲気を敏感に感じ取り、場を和ませる
ために一生懸命になることもあるでしょう。



明るい笑い声が聞こえないギスギスした空間に
子どもは、いつもどこかで心が緊張しています。


少しでも安心できる場所を確保するために、

母親の気持ちを察し、細やかな気遣いをする。
優しい言葉がけをすることもあります。

母親をこれ以上悲しませないように、
悲しいことがあっても何事もなかったように
笑顔で振る舞う。
ツライことでも我慢する。など

 

子どもなりに必死に考え、

『自分を犠牲にすることで
    家族がうまくいけばいい』


と、思い込んでしまう子もいます。


 

想像してみてください。

お世話をしてもらって当然の小さな子どもが、
親の心のお世話をしている姿を。

自分のことは二の次。
他人を優先することが当たり前な環境では、
自分らしさを発揮することができませんよね。


相手の立場に立って物事を考え、
優しくできるのはとても素晴らしいことです。

でも・・・

あなたは、相手にするのと同じように
ご自分の感情に寄り添えていますか?

 


『自分に優しくできていないかも』と思った人は、
少しずつでもいいので、自分の
本当の感情に気づく
ことから
始めてみましょう。


いまは、どんな気持ちですか?


 

②愛情の枯渇

幼い子どもは、自分の気持ちを上手に言葉で
説明することができません。

そのため、
「泣く」という行動で意思表示をします。

母親に気づいてもらうために必死にぐずり、
大泣きし、とき
に暴れたります。
 

母親は「泣く」という表現を受け止め、
幼子が安心して快適に過ごせるように
抱っこしたり、ミルクをあげたり、
おむつを替えるなどして愛情を与えていきます。

 

ですが、どれだけ泣いて意思表示をしても
母親が気づいてくれない、無反応。
あまり構ってくれなかったとしたら、

幼い子はどうなるでしょうか。
 

「お腹がすいた」
「おむつを替えて欲しい」
「不快、どにかして!」 といった


要望や要求を叶えられず、
欲求不満な状態で過ごすことになります。

がんばって呼んでも、一方通行で
いつも満たされない気持ちでいっぱいです。




すると、幼い子どもは

『私は愛されていない、
    大切にされない存在』

 

寂しさがいつまでも残り、
愛情を渇望するようになります。



愛ある行為が受けられなかった子どもは、
自分自身が与えてもらっていないため、
「どういうものが愛情なのか、わからない」
と、おっしゃる方がいらっしゃいます。



愛情がわからないから不安になって、
試すような行動になってしまったり。

相手にどんなことをしたらいいのか、
わからない。

わからないから、
つい相手を最優先してしまう。


自身が愛ある体験をしていないのですから、
想像できないのも無理はありません。




あなたは、
自分自身を愛することができていますか?

もし、『愛情がどんなものかわからない』とか、

『自分に愛情を向けれていないかも』と思ったら、
少しずつ自分を愛すること。からはじめてみましょう。


愛している人、大事な人から、たった一言。
なんと言ってもらいたいですか?


ここで出てきた言葉を、
自分自身にもかけてあげましょう。



自分を愛することのメリットは、
たくさんありますが、

一番は、
『自分を愛せる=ありのままの自分を大切にできる』
ということです。

自然と心に余裕が生まれ、自分の幸せのために
エネルギーや時間を使える
ようになりますよ。


 

③絶対的な安心感を感じられない

生まれてすぐの子どもは、
母親に、完全に依存した状態です。
ひとりでは、まだ何もできないため、
お世話をしてくれる人が必要です。

 

ですが、
この完全なる依存も成長するにつれ、
少しずつ自立し心理的・物理的に親との間に
距離が取れるようになっていきます。

 

たとえば、
ぐっすり眠っていた赤ちゃんが目を覚ました時
目の前に母親の姿が見えず「不安」を感じて、
泣き叫ぶことがあります。

泣き声を聞きかけつけ、抱っこしてくれる母親に
赤ちゃんは「安心感」を覚えます。

幼子にとって自分を守ってくれる人(母親)から
離れる際に不安を感じるのは、ごくごく自然な感情です。


「不安を感じても、母親が側にいてくれる」
という体験を繰り返しながら、
『母親=安心できる人』と認識していきます。



 

親から無条件に愛情を受けた赤ちゃんは、

『いつもそばで、
見守ってくれる人がいるから私は大丈夫!』


自己肯定感と「安心感」を確信し、
心理的な自立が出来るようになっていきます。



そして、ハイハイや歩くことを覚えると
子どもの移動範囲はグンと広くなります。

はじめは、ちょこちょこっと走る姿も、
次第にしっかりと走るようになり、
あっちこっち走り回る子もいるでしょう。

 

でもそれは、
『見守ってくれている安心感』があるから
自由に行動できるのです。


たとえば、
いくら楽しくて走り回っていても、

母親が視界に入らなくなると子どもは不安を感じ
泣いたり、走って戻ってきたります。

 

その時に、
「お母さんはいつでもそばにいるよ」
「ここにいるから大丈夫」と、

声をかけることで、子どもは、
『親は必ず近くに居てくれる』と

確信がもてるようになります。


後ろ盾がいつもいてくれる体験を繰り返しながら、
子どもは絶対的な安心感を得ていきます。

 

そして、
成長と共に外の世界に関心を持ちはじめ、
行動範囲が広がると共に物理的に親と距離が
とれるようになっていきます。



 

逆に、
絶対的な安心感が不足していると
子どもは常に不安を感じているため、

母親のそばから離れない。見えないと泣きじゃくり
ずっと母親の後を追いかける。など

周りと交流することを避け、
自立する機会を減らしてしまいます。


 

このように、
『何があっても見守ってくれる人がいる』

心強い安心感が、心理的な自立を育み
「理由はないけど、私は大丈夫」と、
自己信頼感を感じていくのです。

やがて行動力やチャレンジ精神につながり、

物理的に自立していくのです。




あなたは、
自分のことを信じれていますか?


もし、
『信じれない』『頼りなくて不安』と感じているなら
ご自分に「大丈夫だよ」と声をかけてあげましょう。


「そんなの見せかけじゃん」
「大丈夫なんて思えるわけないじゃん!!」

と思うかもしれませんが、


外の世界に求めても、
期待通りに返ってくるとは限りませんし、

求めれば求めるほど、
不安は大きくなってしまいます。


他の誰かからの言葉よりも、

根拠や理由はないけど「大丈夫」と自分で感じる、
この確信的な感覚こそ、心が一番安心する 
んです。

絶対的な安心感は、いまからでも
つくり上げることはできるんですよ。

 

自分が一番の理解者 でいてあげられるよう、
自分に意識を向け、安心感を体験してきましょう。


 

④好奇心の喪失

大人の世界では、当たり前の出来事・物でも
子どもにとっては、ほとんどが未知の世界であり
何もかもが「はじめて」ばかりなんです。


見るものすべてが興味深く
「知りたい!!」気持ちでいっぱいです。



そんな純粋な好奇心も、命の危険にかかわる
ようなことをすれば母親に叱られ、命の大切さ
や道徳心を学んでいきます。

大人のように物事の道理・善悪。加減や危険性を
予測し判断する力が充分に備わっていないため、

子どもにとって学びの機会は必要です。


ですが、
親も「怒る」と「叱る」の違いがわからず、
躾のはずが、子どもの好奇心を妨げることがあります。

子どもの気持ちや理由も聞かず一方的に大声で
感情的に怒りをぶつけてしまえば、子ども驚き、
萎縮していまいます。

自分の気持ちを外にだせる子どもは反抗し、
反抗できない子は、内に溜め込んでしまいます。

一方、

子どもの気持ちを受け止め、なぜ叱るのか。
どういった行動を取って欲しかったのか。
自分(母親)の気持ちを冷静に伝えると、
子どもは、社会のルールを素直に受け入れることができます。

 

 

たとえば、
母親に「危ないから、道路に飛び出してはダメ」
と言われていたのに、ボールを追いかけて車道に
飛び出してしまい危険な目にあったとき

 

母親は、
もしものことがあったら取り返しがつかない。
今度がない。ことを知っているからこそ、
口を酸っぱくして叱ります。


しかし、叱られている子どもは、
母親の言いつけを守らなかったとは言え
「とても怖い」思いをしているのです。

 

それは・・・


車にぶつかりそうになった怖さ、と
母親に嫌われるのではないか、という

2つの「怖さ」です。



もしも、
母親が大きな声で感情的になって、

何度言ったらわかるの!!
そんな子に育てた覚えはない!!」と

怒りを爆発させ、抽象的な怒り方だったら
子どもはどうなるでしょうか?



叱る内容に具体性がないため、
何がどうダメなのかがわかりません。

また、

『母親=怖い』という気持ちが先行し
内容が入ってこなかったり

『何度言っても私はわからない子なんだ』と
自分の人格を否定するような言葉に反応し、
自己肯定感を下げてしまいます。

 

 

何より、危ない目にあって本当に怖かった。
驚きや恐怖を受け止めてもらえず、

 

『行動したら、また怖い思いをする』
『好きなように行動することは悪いこと』と
刷り込んでしまいかねません。

 


すると、

母親に怒られないようにしなければ。と
強く感じてしまった子は、


『いい子でいなければ嫌われる』と思い込み、

結果、周りの顔色を見て無難な行動をとったり、
相手を怒らせないようビクビクしてしまったり。




強く怒られるだけで、わたしの気持ちは
受け止めてくれない。と強く感じた子は、

 『自分は大切にされていない』

 『わかってもらえない、味方はいない』と思い込み、

結果、消極的な行動が目立つようになり、
どうせムリ。と諦める癖がついてしまったり。


沸き起こった好奇心をおさえこみ、
自ら、
”挑戦しない” 道を選ぶようになります。

 

挑戦しないことのメリット・デメリット

無邪気に挑戦しなければ、大きな失敗は
避けられますし、怒られることもありません。

子どもの頃、授業中に答えを間違え笑われ
恥ずかしい思いをした。というお話しを
よく耳にしますが、

失敗は恥ずかしい事ではないんですよ。

とは言え、
「恥ずかしい」感情を強く体験した人は、
行動しないことで、恥をかくことを回避できすし
挑戦しないメリットを感じていうるかもしれません。



しかし同時に、
 ・成功する体験
・失敗から学ぶ機会 を失っているのです。


経験不足から物事に慎重になりすぎて、
チャンスがきても行動できない。

行動した後のことを悪くイメージてしまい、
怖くて実行に移せない。

できない状態が続いてしまうと、
新しい物事や未知のことに興味が持てず、
どんどん好奇心を喪失していきます。


 

一歩が踏み出せない状態がつづいてしまうと
どうなってしまうのでしょうか。

『何をしてもダメなんだ・・・』と諦め、
自分を責め、暗い気持ちになってしまったり。

負のループから抜け出すことができず、
さらに、自己肯定感を下げることになってしまいます。



あなたは、

最近なにか新しいことにチャレンジしましたか?


もし、
『興味はあったけど諦めた』『興味すらわかない』
と感じているなら、心に問いかけてみましょう。

「子どもの頃、わたしは何が好きだった?」
「どんなことに興味を持っていた?」と。


失礼ですが、この記事を読んでくださっている
あなたは、おいくつですか?

きっと、成人を迎えてからかれこれ何年?
何十年と経っていらっしゃるのではないでしょうか。


あなたはもう、怒られる年齢ではないんですよ。


最初からなんでも
上手にできる人なんていないんです。

『自分を縛り付けているのは、自分である』

ということを自覚し、
より自由な人生へと心を解放をしていきませんか?

おさえこんでしまった好奇心を取り戻し、
好きなものをたくさん手に入れていきましょうね。


 

アダルトチルドレンに大切なこと

変わることはできます!!

幼少期の家庭環境が
たとえ恵まれていなかったとしても
立派に成人している人も確かにいます。

機能不全家族だからと言って、
子どもが全員アダルトチルドレンになる
ということではありません。

 

そして成人後、自分自身が
アダルトチルドレンであることを自覚し、
必要なステップを踏んで卒業される人達が
たくさんいらっしゃいます。

 

繰り返しになりますが、
アダルトチルドレン(AC)は病気ではありません。


もし、ご自身がアダルトチルドレンの傾向を
持っているかもしれないと思ったら・・・

それは、生きやすさにつながるヒントです。
とっても大切な気づきです。



どうか、
「アダルトチルドレンだから仕方ない」
だなんて思わないでください。

今まで、
辛く悲しい道のりだったかもしれませんが
未来につながる道は必ずあります。


私もアダルトチルドレンから回復した、
ひとりです。

あなたに寄り添い、全力でサポートいたします。





アダルトチルドレン(AC) の
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相談者さんは、どのような環境で育ち、
どんな生きづらさを持っていたのか。

よろしければ合わせてご覧くださいね。
 

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